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明日は「9.11」 [考えごと]

 5年前の9月11日の朝(日本は夜)、世界貿易センタービルツインタワーの二つの棟は、相次いで旅客機の突入を受け、爆発炎上し、崩壊した。そして3千人もの人々が犠牲になった。
 その後、アメリカはこのテロの首謀者とその組織が潜入し保護を受けているとしてアフガニスタンに戦争を仕掛け、タリバン政権を潰した。さらにアメリカはこのテロ組織とイラクのフセイン政権がつながりがあると言いがかりを付けてイラクにも戦争を仕掛け、フセイン政権を崩壊させた。この二つの戦争により、9月11日のテロの犠牲者よりも遙かに多くの人々が犠牲になっている。
 「テロとの戦争」という考え方に基づくブッシュ・アメリカの5年間のやり方で世界は何かいい方向に変わっただろうか?
 実際はその逆であろう。テロは収まるどころか世界各地に飛散し拡大しているように見える。(幸い、今のところ、日本は直接にはテロの被害に遭っていないが。)
 「テロには戦争で。軍事攻撃でその拠点と首謀者を潰す。」というやり方だけではテロは決してなくならないだろう。
 テロの拠点は人の心に芽生えるものであり、物理的な警戒や取り締まりやテロ組織の拠点攻撃をいくら続けても、人の心に芽生えるテロの拠点をどうすることも出来ない。
 テロの拠点が人の心に芽生えないようにすることこそが必要である。
 それも簡単なことではないかも知れないが、根本的な解決はそれしかないと思う。


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